空中散歩!?ドローン体験

あべのハルカスから撮った写真?。ではありません。

大阪で設計をさせて頂いた以前の施主様から、実はドローンの免許を取りまして。。。。。自宅の屋根に載せた太陽光パネルを講習先の先生方にドローンで撮影してもらうのですが、見学に来られませんか? とお誘い。うわ〜〜行きたいです〜〜〜が仕事がバタバタで。。。即答ができなかったのですが、結局行きました。

当日、ご自宅横のガレージに着いてみるとドローンが2台やってきました。間近に見たのは初めてです。四本脚で大小ありますが羽根が回る範囲を含めると50〜60センチ角ほどの大きさ、スタイルも良くて、現代風おとなのラジコンおもちゃ(男子はきっと)物欲そそります。

まず1台目のドローンをガレージ通路に置き早速先生が操作を始めると、羽根がしばらく回ったかと思えば、スルスルスル〜と快晴な上空に上がって行きました。あ!、え?、一直線に上昇するドローンはまたたく間に何処にいるのかも分からなってしまいました。ぽか〜んと上を見上げるばかり。すると先生が、上からはこんな感じに見えてますよ。と覗かせてもらったタブレットに映し出された一場面が最初の写真です。とても晴れていたので、街並みがびっくりするほど綺麗に見えます。博物館に展示されている街並み模型をみているような気分。真下に向ければ、めっちゃリアルなグーグルマップ?と思ってしまいそうな鮮明さです。鳥にでもなった気分であちこち見渡せます。なんもかもマル見えやな〜って印象。

そして本題?太陽光パネルの確認。もう一台のドローンには赤外線カメラが搭載されています。

太陽光パネルに発電の悪いところがあると電気に変換できず熱がこもるのだそう。それを赤外線カメラで見れば一目瞭然。太陽光パネルなら全体均一な色になりますが、不良部分があればくっきり他と違った感じに映ります。
この日も実際パネルの一部が他より明るく映った四角い部分がありました。この箇所がうまく発電できていないかもしれませんね〜、と先生。なるほど、とてもよく分かります。

外壁タイルの浮きやコンクリートの亀裂など肉眼では分かりにくいものでも、熱の受け方の違いで温度差が出るために、赤外線カメラならはっきり識別できるのだそうです。ほ〜、なるほどなるほど、とさらに感心。

小一時間ほどでしたが、ドローンを飛ばしているのをなんとなく見るだけでなく、施主さんや先生方の説明がとても興味深く伺えたので、予備知識がほとんどなかった私には、ドローンのミニセミナーを受けに来たみたいでした。
テレビでドローンの映像をよく観るようになりましたが、ドローンの飛行には様々な許可が必要です。操縦者も飛行機と同じような扱いがあり、操縦時間の報告も必要だそうです。どこでも飛ばせる訳ではありません。むしろ許可が取れなければ屋外ではほとんど飛ばせない感じです。ラジコンおもちゃのようにはどうやらいきません。それでも目の前で見ると、コレは面白そう。

興味深かったのは、GPSを搭載しているドローンは、たとえ電波が届かなくなったとしても出発場所に戻ってくるようプログラムされているのだそうです。帰巣本能が備わってるのか?

いろいろと勉強になり、しばらく興奮さめやらぬ一日となりました。

南極観測船「ふじ」って面白いですね。

南極観測船ふじ

下呂温泉の帰りに寄った、名古屋港の南極観測船ふじ。こちらも駆け足で観てきました。湯の島温泉にも増して興味津々です。
この臨場感と高揚感は何でせう。冒険の直中に参加しているような錯覚さえします。妙にリアルな人形にも驚きますが、船舶ならではのアイテムは男子心をくすぐりますね。昭和40年(1965)から18年間活躍した砕氷船で、昭和60年(1985)から正真正銘ホンモノの博物船?として名古屋港に永久係留してあるのだそう。
と知ると、ずいぶん奇麗な状態で保管されているのも驚きですが、昭和40年なら同じ歳です。と知ると、まだまだ現役でいて欲しい〜です。

3日の初詣に行った西宮廣田神社で、おみくじが見事に「凶」。とりあえずおとなしくしとき、と書かれておりましたが、最後まできっちり読まずにくくってしまいました。今日から西宮神社の10日えびすが始まっています。えべっさんの「鯛みくじ」で今年の運の再起を願ってきます。

牛尾啓三 × 濱中裕明「芸術と数学の出会い」

以前に仕事でお付き合いさせて頂いた彫刻家・牛尾啓三先生からFacebookの案内があって、姫路の手前になる別所と言うところで「サイエンスカフェはりま」という対談イベントに参加してきました。

気さくな人柄の牛尾先生とお会いしたのはカレコレ10年程前、それ以後は事あるたびに展覧会の案内や近況報告を頂いていました。が、お会いする機会はなかなかなく、今回は案内のイベントが面白そうな事もあって時間を作りようやくお会いしに行く事ができました。
海外でも活躍されている牛尾先生の作品の多くは大きな石の彫刻ですが、メビウスの輪をモチーフにされるなど幾何学的でもあり有機的でもあり、造形の不思議さが魅力です。一番大きな作品だと元の石は30トンにもなるそうですが、それを身体ひとつで削岩機などの道具を使い削りだして行きます。例えばドーナツ状に削りだした形をある規則に沿って割って行くことで、頭では理解はできても観ていると理解を超えて不思議な形になっていくのです。
そうした造形が評価を生んで、世界の数学者の方々が興味をそそるのだとか。結果、数学者の国際会議のイベントに招待されるまでに。今回のイベントは日本で初めての数学者とのコラボレーションだとか。

もうひと方、数学者濱中裕明先生のお話は牛尾先生の作品を分かりやすく数学パズル風な解説をされ、加えてさらに発展した造形の不思議さを紹介していただきました。自作の小道具もこまめに用意され、実際に簡単な遊びも加えられ時間一杯楽しい話を伺えました。

イベント後もそのまま懇親会に参加させていただき、牛尾先生の海外での武勇談や文化論?に元気づけられ、濱中先生が予め用意までされている?数学マジックに皆が机を囲んで悩み、幅広い層の参加の方々としばしの歓談を楽しみ、久しぶりに身体も頭もリフレッシュ出来た一日となりました。

Nスペ「世界初撮影! 深海の超巨大イカ」 〜ダイオウイカ〜

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ご覧になられたでしょうか? NHKスペシャルのダイオウイカ。

う〜ん、いや〜、スゴかったですね。食事の用意をするヨメさんを横目に、すっかり釘付けになってしまいました。黄金色のダイオウイカが現れた瞬間は、まさしく感動ものでした。マッコウクジラの生息数を考えれば深海にはダイオウイカはウヨウヨいるはず、と動物番組かなにかのうつろな記憶はありましたが、まさしく動いた本物がすぐそこに。巨大怪獣さながらの映像に、ガメラもモスラもネッシーも本当はいるんじゃないかって気がしてきました。
でも番組を観て一番感動したのは、40年もイカタコの研究に没頭しダイオウイカを追い続けて来た窪寺恒己博士の軌跡です。すごい人がいるものです。泳ぐダイオウイカの姿を愛おしく見つめる博士の目は、気のせいでしょうか潤んでいたように見えました。思わず拍手です。
技術の進歩があってこそと言え、成果もなかなか上がらず、人に認められる訳でもなく。それでも信念を貫いて黙々と続ける事の辛さは、誰でも知っていること。博士がアスリートなら、まさしく金メダルに違いありません。

これを機会に怪獣映画が復活しないかな〜。

幻の深海巨大生物|NHK海 Ocean and Planet

ホンモノとニセモノの境目は?

like a tile

建売住宅や分譲住宅の設計の手伝いしてみて、工業化とか製品化と言った言葉と、手作りとか職人技と言った言葉が以前に増して引っ掛かるようになりました。直接依頼を受けて委託物件の設計をしていると、建物のアイテムはひとつひとつ作らないとイケナイと言った義務のような気持ちが働いて、寝る間も惜しんでホンモノを目指そうと意気込む事もあります。もちろん自分なんかより数倍、数十倍の労力をかけて設計をしている建築家は世の中に大勢いらっしゃいます。なので、恐れ多くも自慢の話ではなく、むしろ勉強も労力もまだまだ足りないことを切々と感じている今日この頃です。

ただ、いままであまり真剣に見たことが無かった既製木製建具のカタログを開いてみて、結構よく出来たデザインの物もあることが分かったし、メーカーによれば納まりのバリエーションが思った以上に揃っていることも最近驚いたことのひとつでした。既製品を使えば設計の自由度は無くなるという錯覚で、避けていただけに他なりません。もちろんオリジナリティという視点だけで考えれば、目移りするように見えてもやはり限界はあります。しかし、世の中の建設事情や住宅事情を踏まえ、トレンドを少しでも押え世の中のニーズに応えようと開発された商品だから侮る訳にはいきません。その傾向と対応の早さはメーカーにますます必要になってくるでしょうから、使う使わないは別に、こうした製品の動向も注意して見ておく必要があるように感じだしました。

木製建具は建築の要素の中でもデザインアイテムのひとつとして捉えやすいだけに、「既製品」というものにどことなく拒否反応を持っていたとも言えます。建物の外装で言えば、サイディングもそのひとつ。以前は正直安っぽい、なんだかプラスティックで出来た様なにテラテラ感が気持ち悪い。ニセモンはニセモンでしかない。みたいな偏見でいたのですが、最近の商品をよくよく探してみると、コレいいじゃんと今まで口にしなかった言葉が出てしまいます。自分が目を背けていた間に、技術はどんどん上がって知らなかっただけ。みたいな事になりかねません。製品としての性能も上がっているでしょうし、偽物を本物にしてしまおうとするメーカーの意欲は、見習うべき事も実は多いはずです。

細かい事を言い出せば、既製品無くして設計は出来ないともいえますが、取りあえず今は意匠的な話として。

話を少し戻します。既製品建具や家具の面材も本当によく出来ています。ウソっぽいのももちろんありますが、ホンモノっぽいのもあります。ポリ合板やメラミン合板と言った化粧のベニヤ板も同じで、昔のプリント合板とは比べられないぐらいに良く出来た物もあります。シートのものもあります。実際、自分の設計した家具などの中で本物の木とニセ物の化粧合板を並べているのに、自分が見分けつかなくなる事さえあります。ホントに。本物の木の部分で塗装が上手に出来すぎると、ますます見分けがつかなかったり。そうだとすると、例えば紙のような薄い単板(本物の木を薄くスライスした板)を練り付けた化粧ベニヤ板を使う意味はどこにあるのだろうか。とさえ思えそうになります。
その昔、事務所の天井板は(古い建物だし。。)本物の板と思い込んでいたのですが、大掃除のある時に近づいてみるとプリントが剥がれている箇所を発見し、自分の眼が如何に節穴であるかを知りました。

考えてみれば、薄い単板を貼った化粧ベニヤ板とて工業製品です。考えれば考える程、工業化(あるいはニセ物)と手作り(あるいは本物)の境界は曖昧です。エコロジー、自然素材、ホルムアルデヒド、地球温暖化などなど、関連する語句はますます増えてきそうです。技術にも材料にも工業製品と手作り品は入り交じっているのが多くの建築の現状だと思います。自分はどこまでの工業化を許し、どこまでの手作りを守るのか。それもまた建築を考える上で大きな要素になるのでしょうし、安易な事は言えないと実感しています。ただ勉強と経験を積むしかその対処は無く、でなければ自分のスタンスを施主さんにきっちり説明することが出来ないように思います。

 

写真の建物は外装とエントランスのみリフォームしたビルで、以前にデザインをさせて頂いています。茶色い外壁部分は元々はベージュっぽい塗装を施されていましたが、砂岩”風”樹脂シートを貼り直しました。下のまばらな所はスレート”風”タイルです。離れて見ると結構重厚感が出ています。黒のルーバー部分は、エアコン室外機の目隠しになっています。デザインと指示だけ渡しておいて、出来上がりを見たのは実は最近だったのです。思った以上によく出来ていました。(笑)

にっぽんまる

NIPPON MARU

日曜日、神戸港で公開していた日本丸を見学してきました。
子供の頃に父親に連れられて見に行ったのは、日本丸だったか海王丸だったか。
見学に来た大勢の人が列をなしています。
午前の部に行ったので、まだすんなり入れましたが、
昼頃に下船する頃は、午後の部の人がすでに並び始めエラい事になってました。
甲板に上がれば、皆がヘ〜、ホ〜言いながら見上げています。
訓練生の方に、ロープの縛り方を(なんて言う縛り方だったか失念)教えてもらったり、
なかなか楽しめました。

新技術

友人の設計者の誘いで、木造住宅に使う制震部材の営業さんの話を聞きました。
アクリル樹脂のダンパーで震動を吸収すると言うものです。
建築基準法の中ではまだ整備の整っていない考え方、技術と言います。
ですから、この製品の採用はあくまで自己責任による保険と言った具合でしょうか。
とは言え、住宅メーカーはこうした技術を取り入れ付加価値を高めている現状があります。
法律を守れば全て事足りると、誰も思っていないでしょうが、
こうした新技術を採用するという判断は難しいものだと感じました。
営業さんの話を聞いて、これはおそらく良いものには違い無い。
ただ設計者として判断する基準を越えてしまう事なのかもしれません。
それを無責任に逃げる訳もいかない。
まだまだ考えるべき事が山積みだと言う事を、日々実感しています。

House [ I ]:打設前

地震実験見学:E-ディフェンス

E-Defense

金曜日の事ですが、E-ディフェンスという施設に行ってきました。
兵庫耐震工学研究センターという所にある実大三次元震動破壊実験施設です。
なにやらものものしく書きましたが、ようするに地震の実験施設です。
実物大の模型や、ホンモノを使って、建物を揺らしてしまうのですから、ともかくデカイ施設です。
この日は伝統木造を使った公開実験ということで、なにやら分からずまま
始めて行ってみたのですが、大勢の建築関係者が見学に来ていました。
試験体は実物大のハズですが、施設が大きすぎて模型のようにしか見えません。
巨大なスケールに圧倒されてキョロキョロしていると実験が始まりました。
実験1分前、30秒前、5、4、3、2、1、カシ〜ン(加震)!
アナウンスがちょっとおかしいですが、静まりかえる施設のなかで、
グラグラグラ。震動台に載せられた試験体が揺れ始めました。
始めは緩い震動実験でしたが、徐々に大きな震動を加えると試験体の建物は大きく揺れています。
オオオ。さすがに大の大人も声が上がります。
最後には神戸大震災と同じ震動を加え、実験は終了しました。
こうして建物が実際に揺れる様子や壊れる様子を見る体験はなかなか出来ません。
施設の外には、実験が終わったRC造の試験体が置かれていました。
壁には亀裂が入り、座屈した柱からは鉄筋があらわになっています。
公開実験は時々あるようですから、別な機会を見つけてまた行ってみたいものです。