映画「ムヒカ」

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 おおむね5ヶ月ぶり随分久しぶりの記事アップです。はじめはどことなく自粛っぽくなっていたのですが、有難いことに慌ただしい日が続き、記事を書こうがなかなか実行に移せず、どことなくそのまま書きそびれていました。観に行った映画だけでも、最近ではジブリアニメがリバイバルされ、何十年ぶり「ナウシカ」を劇場で観て改めて感動し、つづけて「ゲド戦記」まで観て宮崎吾郎監督にエールを送りたい気持ちは、ヨメさんとの共有にだけ終わっておりました。

 で今回、映画「ムヒカ〜世界でいちばん貧しい大統領から日本の人へ〜」です。たまたまTVで紹介されているのを見つけ興味を持ったのがきっかけですが、実は全く分かっていなかった、気に留めていなかった自分が恥ずかしくなる映画でした。南米の小国ウルグアイの第40代ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカ氏を追ったドキュメンタリー映画です。2016年には来日し、講演もされている。見覚えがあるような気もしつつも、まったく記憶から抜けていることに少し後悔さえ感じました。

 若い日本人監督は、たまたまTV番組の企画でムヒカ氏をインタビューにウルグアイまで行ったことがきっかけに、彼をもっと知りたい、彼の言葉を伝えたいと思うようになり、この映画を作ったと言います。確かに波乱に満ちた人生を歩んできたムヒカ氏の言葉は、とても分かりやすく、とても哲学的。2012年リオ会議(国連持続可能な開発会議)でのスピーチは世界で絶賛され、日本では絵本にもなり出版されています。それも知らなかった。気に留めていなかった。なんともったいないことか。

 彼の哲学、生き方は決してマネできるものではありませんが、その言葉を聞くと、無頓着になっている身近な環境、流される普段の生活に立ち止まるきっかけをもらえるような気がしました。

「春画と日本人」という映画を観てきました。

 2015年秋に東京にある永青文庫という私立博物館で、同名の展覧会が催されました。前代未聞の動員数を打ち出したこの展覧会は、ロンドンの大英博物館で成功を収めた春画展の巡回展として日本での開催を試みるのですが、題材である春画を巡り関係者・スポンサーの理解・許可をなかなか得られず、ようやく開催にこぎ着けるまで奔走した方々の苦労や葛藤を映し出しています。

 今では美術品として認められている春画でありますが、本屋で無修正の春画本を拡げるのはなかなか勇気のいるものです。実際に見ると、滑稽とも思えるなんとも言えぬ露な姿が描き出されているのをご存知な方は多いはず。
 今やネットでは、春画どころでない露なお姿が有象無象に映し出されているに関わらず、公的に春画を美術・風俗の資料としても展示を許さない日本人・日本社会の不可思議な<忖度?>構造に疑問を投げ掛けるドキュメンタリー映画です。

 個人的には、見たことない春画の名作そのものや、まつわる変遷遍歴をかい摘みでももう少し紹介してもらいたかったのですが、どちらか言えば展覧会の奔走劇が中心でやや物足りない感じで映画は終わってしまいました。

 映画を観つつ。。。普段の生活・習慣のなかにも、目に見えない束縛や忖度が漂っているのだろうな。自分の中にもそうした何かがあり、思考や創作の邪魔になっていることもあるのでしょう。それに気付き打ち破るのはなかなか困難です。周りに影響されない感受性を身に付けるのは至難の業。と少しずれた事を考えておりました。

文化記録映画『春画と日本人』

お盆は映画「シン・ゴジラ」でしめくくり

今年のお盆は特別な行楽なしでしたが、折角なので最後にヨメさんと「シン・ゴジラ」を観に行ってきました。

トウキョウがエラい事になっとるで〜。うわうわ、コレどうすんねん。
東京の街を縦断していくゴジラは、まるで東北大震災の大津波が走るかのごとく。遠景に広がる火の海は、まるで阪神大震災の大火災かのごとく。既視感さえ感じる映像は、劇中に身を投じるリアリティでなく、テレビで大規模災害の映像を見て身震いするような茶の間で感じるリアリティでした。突如起こった大災害に目を疑い、驚愕ととも恐怖感がじわじわとにじり寄ってくる。さらには翻弄される日本の将来を案じる始末。そんな印象さえ受ける映画のラストは。。。

ツッコミどころはあれど、これぞ日本の怪獣映画かな。どこまでCGなのか実写なのか?冷静にならないと見極められない精巧さに脱帽し、小さい時分に見た怪獣映画がそのまま一緒に大きくなった演出に拍手です。昔のゴジラと見比べてみたくなりました。

もう一度観て見たいけど、もうエエわ。ヨメさんの感想。