ひとの前で話すのはムズカシイです。「 住まうの座 」

とたん、ばたん

2週間ほど前の土曜日に講座のゲストとして、住まいや設計の話やこれまでの自作の話、施主さんとのエピソードなどを、およそ2時間に渡って話をする機会を頂きました。こっそりと。

人前で話すのはいやはや冷や汗ものですね。なにしろどなたも真面目に聞いてくれますから。友達と話すとも学生に話すとも、まるで違います。あ、いやいや友達や学生がいつも不真面目だと言う訳ではありません。こちらがもし勘違いした事をしゃべってしまっても、世間知らずな事をしゃべっても、間違ってるよと話を止めてもらえるとは限らないし、過ぎた後では言い直すことは出来ない訳です。人間ウソはいけません。なんてことも言えないわけで、会場でテーブルに出して頂いたコーヒーにひと口もつけずまま過ぎてしまったのでした。

コレまでの作品の正面からの写真をいくつかをスライドに映し、来て頂いた方が興味を持たれたものを話して行くというスタイルで進みました。どんな事になるか分らないので、コレだけあれば大丈夫だろうとやたらと揃えたスライドも実は半分も使わずじまい。なので、なんとか話しで持ちこたえられたのでしょうか。気がつけば終了時刻。そんな恥ずかしい時間を過ごしたに関わらず、主催の「紡ぎ家」さんに素晴らしい講演録を残して頂きました。

住まうの座

第2回 « 住まうの座 < こちらに講演録をまとめられています。

 

工務店向けのセミナーに参加してみた

shadows in the morning

一昨日の事になるけど、工務店に向けてのセミナーに参加してみました。不況のあおりか、決して安く無い参加費に関わらず大勢の方が集まっていました。会の始めに、工務店の方〜設計事務所の方〜と手を上げた様子を見ると、もの珍しく参加している設計者はまばらでした。工務店のネットワークサイトで見つけたのだから当たり前かもしれない。

値が張るから一人で行くにはちょっと躊躇していたので、建売を進めている不動産屋の社長を誘って行く事にしたのだが、自分の目的は、最近気になって見ていたブログの建築家さんが講師として話を聞けるからだった。むしろ会の先導役のお一人でもある。すでにそこそこ良い歳の方だけどブログに載せられるスケッチとかがとても良く、好奇心旺盛な文面にはたはた感服していた。メジャー誌ではあまり見ないので、おそらく知る人ぞ知る建築家さんと言っても良いかもしれないが、経歴や功績を見るととても興味の湧く方だったのです。また何よりも大のマック好き。初期のころから、マックによるシステムチックな設計手法を発表し、建築雑誌でなくカルチャー誌で取り上げられた経緯もある。そんな訳でマック好きな自分としては、はずせなくなってしまったのです。

セミナーは昼から初めておよそ4時間半。6人の講師が、前半後半の間に10分程の休憩があっただけで、ずっと飛ばし気味の、異様に慌ただしい感じで結構疲れました。良質な木造住宅の推進をするこのネットワークの勧誘的なセミナーではあったのですが、知らないことも色々と聞けそれなりに勉強になりました。目的の先生のお話は、講師方々の中では、一番私的でまとまりの無い話だったのは印象的ですが、反面やはり一番興味を惹かれる方でした。同席の不動産屋の社長も、話は何を言ってるか分からなくて一番眠たくなりましたが、あの人が一番気になりますね。と、よくわからないコメントを頂いたのは、ある意味予想の通りだった訳です。

今は、建売の話も含めて、仕事の大半は木造が中心になっています。だからという訳ではないけど、気になっていた木造の住宅設計・住まい・暮らしをもっと良く知りたい気持ちでのセミナー参加でした。自分自身の中では、どことなくひとつの転機な気もしています。

ところで、会場は中之島公会堂の集会室。中に入ってじっくり見れたのは初めてでした。写真を撮る間がなかったのは惜しかったですが、それも併せて良い経験になりました。