蓄熱暖炉の住まいが、暖炉雑誌に紹介されました。

猛暑続きにヘトヘトになっているこの頃ですが、滋賀県の蓄熱レンガ暖炉を作った住まいが、この度「薪ストーブライフ」と言う雑誌に紹介されました。しばらく前に、この暖炉を製作されたマックスウッドさんから取材の連絡を受けていましたが、つい先日、発売されましたと連絡と共に、1冊いただいた所です。

届いた記事の大きな見開き写真にビックリしましたが、本文記事も施主さんご自身で書かれたものでした。詳細は聞いていなかったので、ストーブライフを満喫している様子をいち読者になりきって楽しく読めました。
これまで鋳物の薪ストーブは納めた事がありましたが、大きさもさることながら費用もそれなりに掛かるレンガ暖炉を、どこまで活用してもらえるのか正直なところ心配でした。結果として工務店さんの協力など暖炉を運用する環境が整い、そんな心配は無用なものだと感じています。今回の施主さんの記事を拝見し、今はただただ羨望の眼差しです。

昨今の自然エネルギーやら再生エネルギーやらのアレコレは別に、暖房器具としてのこの蓄熱暖炉の効率の良さは、正直なところ衝撃が隠せません。もっと運用は大変なものだと考えていました。エコスタイルに暖炉と言った図式に、どこか馴染めないところがありました。ところが今回の蓄熱暖炉に関わらせて頂いたおかげで、少しだけ運用のシステムを考えれさえすれば、もっと一般的に使える方法にもなるのだと考え直すきっかけになったと思います。
当たり前に思っている便利さ故に、考えることさえ止めてしまったのかもしれません。興味が湧いた方には是非、施主さんの文面を読んで頂ければと思います。

*:既に発売されていると思いきや、出版社サイトでは近日発売と! 書店等での購入はしばしお待ちを。(7月13日現在)

蓄熱暖炉っていいかもです。

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去年の秋終わりに竣工した滋賀の住宅にお邪魔した。
遅まきながら完成のお祝いを持参しながら、この住宅に設置したメースンリー蓄熱暖炉がいかほど活躍しているのかが、ずっと気になっていた。暖かくなってしまう前になんとかの訪問です。現場で積み上げる暖炉を計画したのはもちろん初めての事。施工してもらった暖炉屋さんの話だと、日本でもまだ施工例の少ないスタイルの暖炉だそう。疑っていた訳ではないがこの蓄熱暖炉、燃焼効率が良いので日に1〜2度ひと抱え程度の薪をくべるだけでほぼ一日中ほんのりと放熱する。釜の中で燃え盛っているのは1時間ほど。後は熱気を逃がさないようにして積み上げたタンスひとつ分くらいのレンガに溜まった熱がじんわりと放熱される。

施主さんに伺うと、平日だと晩に1回くらい、休日なら朝晩2回くらいの火入れでちゃんと1日中温かさを感じられるのだそう。暖炉のある居間は、吹抜けもあってそこそこの空間になっている。そこを十分に暖めているので、続きの和室や吹抜けを通した寝室や子供室の扉も開けているのだとか。ご夫婦共に働きに行かれていて、そんなゆったりした生活スタイルでは無いはずだから、ちょっと心配していた。が、話を聞くうち、コリャなんとスバラシイことかと。。。

実は計画当初、電気式の蓄熱暖房を考えていた。そして、地震、原発、節電。。。そのまま進めていたら、どうだったのだろう。この蓄熱暖炉は生活スタイルもさることながら、そこそこコストも掛かるし、設置できる環境も考えておかないといけない。薪の調達も必要。どこにでも薦められると言う物ではないけれど、こうした自然のスタイルをもっと見直していかないといけない時代に、少しだけ先取り?したような気がします。

頂いたヤキイモがなんと美味しいことか。。。羨ましいです。

オープンハウスが終了しました。

先週の土日、滋賀の住宅のオープンハウスが無事終了しました。
お越し頂いた皆様に、この場を借りてお礼申し上げます。

ここしばらく手掛けさせていただいた木造住宅の中でも、一番「木」を意識した住まいでした。元にあった祖父の家に対する施主さんの思い、こだわりの工務店さんにお願いした経緯、また木造民家が多く建つ地域の歴史、どこまで自分が応えられたか定かでありませんが、ひとつの経験をまた頂きました。
施主さんはこの住まいで家族の歴史をこれから刻まれて行きます。子供たちも成長するなかで、この住まいが皆に愛されてもらえることを願ってやみません。

オープンハウスのご案内「 der nostalgisch Bahnhof 」

比叡山延暦寺のふもと坂本にて進めておりました2階建ての木造住宅が近々完成となります。 この度、施主様のご厚意により見学会を催す運びとなりました。

「 ディア・ノスタルギッシュ・ハーンホーフ 」
懐かしい駅舎と名付けられたこの住まいは、この地に元あった建主の祖父の家の記憶が漂いながらも、新しい家族のこれからの生活への分岐点となります。いろいろな想いが、木・木造にこだわる宮内建築さんの手によって施工されました。

2012年10月20日(土) ~ 21日(日) 午前11時〜午後5時 / 滋賀県大津市
オープンハウスは終了しました。

見学ご希望の方は、こちらの<連絡フォーム>からご連絡ください。
ご連絡頂いた方には、ご案内のチラシをメールにて送付させて頂きます。

見学ご希望の方は、こちらの<連絡フォーム>からご連絡ください。

枕木調達

今日は、ちょっと楽しい体験をさせてもらいました。完成間近の住宅で、外構に枕木を使おうと言う事になりましたが、その枕木の調達に施主さんが自ら電鉄会社に連絡し、廃品の枕木を安く分けてもらえる事になったのです。と言う事で本日、現地へ。

ここは京阪電車の枕木置き場。そう、普段来る事がないだろう、まさしく線路脇です。いくつか積み上げられた枕木の山の内から、廃材扱いの枕木を選別し、係員さんの見守る中、トラックに手持ちで積み込みました。クレーン付きのトラックで来た方が良いよ、と言われていたはずですが。。。工務店の親方と若衆一人、施主さんと私4人で、24本。久しぶりの肉体労働に、明日は腰が立たないかも。

ガーデンショップで売られている模造品では無く、まさしく本物。なので、痛み具合はバラツキありますが、施主さんは満足そう。仕事後のお茶が美味しい。まだお昼なのです。残念。

気がついたら、秋の気配が。。。

夏の差し掛かりからすっかりブログの更新を怠っています。少々忙しかったのもありますが、どことなく調子に乗れずズルズルと。それでも、なんとか仕事はガムバっております。今はようやく完成に近づいた住宅と、棟上げを済ませ内装工事に取りかかり始めた保育所の現場を進めています。久しぶりに、ほんの少しですが近況を報告です。

  

去年の暮れから取りかかり始めた木造住宅が、ようやく終盤を向かえました。なにやら気になるアイテムが見え隠れしております。こだわりの工務店さんに施工をお願いして、いろいろ勉強になった反面、奥の深さに思いやられています。

  

事務所初体験の保育所です。試行錯誤でようやくこぎ着けましたが、現場の監督さんからの図面不備の指摘に毎日悪戦苦闘しています。工事規模の問題とはまた違い、設計や監理業務の進め方や違いに戸惑いも多く、まだまだ考える事多しです。

そんなこんなで、熱風吹きすさぶエアコンが壊れて全く効かない車で、この暑かった夏を乗り切ってしまえそうです(笑)。涼しくなってきたところで、ぼそぼそと振り返り含めてご報告続けます。

基礎配筋検査と工場の刻み

今日は配筋検査とその後、工場での刻み工程での打合せ。
3月下旬の棟上げを目指して工事が進んでいます。現場は昨日内に瑕疵担保保険の配筋検査が問題無く終わり、こちらは一日遅れで配筋の確認に行きました。地業の時の様子と変わりなく、鉄筋工事も丁寧に仕事をして頂けていました。地業の状態が良いので鉄筋のかぶりの状態も良くわかります。今回は自分で配筋図も描いていたので、確認しておきたい点もイメージ通りになっているのかよく分かりました。まずは安心です。

現場確認の後、工場で刻みを進めている大工さんとの打合せ。工場には、刻みを終えた梁材が積まれています。傍らに、大工さんが描いた板図。ここしばらくプレカットによる機械加工が多かったので、こうして手で進めてもらえる様子はやはり嬉しい気がしてしまいます。と言え案の定、こちらが意匠上曖昧にしていた所が大工さんからの指摘事項に。プラス図面ミスを発見。早々に答えて置かないと迷惑を掛けてしまいます。

今回現場を実質担当していただけるF大工さんは、自称・気が長く良くしゃべる大工さんです。たしかに、駅まで送ってもらった帰り道はずっとしゃべってはりました。4人の子持ち楽しいお父さんです。仕事は不明なところはきっちりノートに書きながら質問されてくるので、真面目な方に違いありません。返事はあっても聞いてもらえてるのかどうか分らない大工さんより、正直安心してしまいます。

有難いことですが、その安心感とペースにこちらが惑わされない様にしないといけないかも。

美味しそうな板チョコになった地面を見て。

久しぶりの投稿です。写真の方も少し前。軸組模型を作って頂いていた住宅の現場の様子です。今頃は基礎配筋に取り掛かって近い内に配筋検査になりますが、写真はその手前、地業の様子を拝見しに行ったときのものです。

写真からも分る様にとても丁寧に作業して頂いています。基礎はコンクリートで覆われてしまえば、その出来不出来がどうだったか全く分らないものですし、配筋検査の時に伺っていても組まれた鉄筋の下にあるこの美しい板チョコ台地の様子は想像出来なかった気がします。きっと複雑に絡んだ鉄筋の状態にばかり目が行ってしまい、その下の様子にまで気が廻らないでいたと思います。基礎の様子を理解しておく事は当たり前のように思われそうですが、それに気がつくにはひとつひとつの仕事の流れをきっちり理解していないと、間違いなく通り過ぎてしまいます。鉄筋の身元やらコンクリートの強度やら事務的な監理も大切ですが、さかのぼって「仕事」を見る監理も大事な事。

この工程の時期に現場に赴く事は正直少ないのですが、たまたまのこの機会は、ひとつひとつ立ち返って現場を見る監理への反省材料になりました。どことなく清々しい気さえしました。

軸組模型を作っていただきました

先日に砕石パイルの地業が終わった物件で、工務店の親方から軸組模型ができたので構造の打ち合わせをしましょうと連絡が入り、本日は工務店さんの事務所へ伺いました。

どど〜んと30分の1模型。なかなか迫力があります。模型の制作はこの物件を担当される大工さんご本人。どんな建物になるか理解してやるとやらないでは間違いなく違うと親方の方針で作られた模型は、担当の棟梁だけでなく手伝う他の大工さんにも指示もしやすく作業がしやすい、問題があれば解決の方法も見えやすくなります。現物ができてしまうとその場の迫力に押されて見逃してしまうことも、こうして模型を目の前にすると、この建物はこれが弱点だなこうした方が強くなるよ。と具体的な様子がイメージされ話になって出てくるのだと実感します。

それにしてもやはり大工さんの模型です。プラモデル世代だからやり始めるとはまりました。と話す大工さんの作った模型は、部材のサイズも図面の通りに作っていただいています。なので、自分で描いて幾度も見直していたつもりでも間違ったままのところを発見してしまったり、恥ずかしいばかりですが、自分自身も改めて建物のイメージがしやすくなりました。どうしようか迷っていたところも、やっぱりこうしてくださいと、お願いして今日のところは終了。

しばらく寒さが続くので、もう少し暖かくなってから基礎工事に入り春先に棟上げの予定です。