外壁の仕上げ左官工事

左官工事の様子

 ゴリゴリゴリ、ザッザッザッ。

 外壁の仕上左官の工事が昨日からはじまりました。ですが今週は天気の具合がいまひとつ、予報を睨みながらの工事進行です。乾き切らずの材料に雨が掛かると白濁する恐れがあるからです。白華現象と言い、セメント内のカルシウム分が浮き出てしまうのが原因。そうなると後が大変なので、左官屋さんの親方の一言で現場を進めるかどうかを決めるのだそう。

 今回は「掻き落とし」という技法を使った左官壁になります。仕上げに塗った材料の半乾きの良いタイミングを見計らい、ワイヤーブラシや下し金のような道具を使って表面を掻き落とします。表面が少しデコボコし、塗り材に混入させた石粒が顔をだす昔ながらの表情になります。ですが最近は見ることが少なくなりました。

 また今回はメーカーさんが調合した材料を使っています。風合い・色味はサンプルをいくつか作成してもらい、施主様と決めました。昔は現場でモルタルに好みの色粉や石をまぜ、掻き落とし具合も左官屋さんの腕次第という風情ある仕上げの方法です。今は樹脂製の材料など使いよい材料も増えてもいますが、今回はワラスサが入っていたり、なかなか純粋な左官材料です。

 ただ残念なことに、こうした仕上げを出来る左官屋さんが今はとても少なくなっています。監督さんが腕の良い左官屋さんを連れてきてくれたので、初日に現場指導に来られた材料メーカーさんも安心して帰られました。
 出来上がりがとにかく楽しみです。

左官工事の様子
ダイコン下ろしではありません。
左官工事の様子
左官工事の様子

「春画と日本人」という映画を観てきました。

 2015年秋に東京にある永青文庫という私立博物館で、同名の展覧会が催されました。前代未聞の動員数を打ち出したこの展覧会は、ロンドンの大英博物館で成功を収めた春画展の巡回展として日本での開催を試みるのですが、題材である春画を巡り関係者・スポンサーの理解・許可をなかなか得られず、ようやく開催にこぎ着けるまで奔走した方々の苦労や葛藤を映し出しています。

 今では美術品として認められている春画でありますが、本屋で無修正の春画本を拡げるのはなかなか勇気のいるものです。実際に見ると、滑稽とも思えるなんとも言えぬ露な姿が描き出されているのをご存知な方は多いはず。
 今やネットでは、春画どころでない露なお姿が有象無象に映し出されているに関わらず、公的に春画を美術・風俗の資料としても展示を許さない日本人・日本社会の不可思議な<忖度?>構造に疑問を投げ掛けるドキュメンタリー映画です。

 個人的には、見たことない春画の名作そのものや、まつわる変遷遍歴をかい摘みでももう少し紹介してもらいたかったのですが、どちらか言えば展覧会の奔走劇が中心でやや物足りない感じで映画は終わってしまいました。

 映画を観つつ。。。普段の生活・習慣のなかにも、目に見えない束縛や忖度が漂っているのだろうな。自分の中にもそうした何かがあり、思考や創作の邪魔になっていることもあるのでしょう。それに気付き打ち破るのはなかなか困難です。周りに影響されない感受性を身に付けるのは至難の業。と少しずれた事を考えておりました。

文化記録映画『春画と日本人』

家具やクロスも進みつつ

 現場も片づき始め? キッチンの取付けに家具屋さんが、お手製の道具を携え来てくれました。ぼやけた写真になっていますが、いい感じに仕上がっています。

 そしてクロス工事も始まりました。今回はクロス屋さん泣かせな薄め品番?です。ゆっくりやってもらって良いです。なんて、勝手な事を言い残して、今日は現場を立ち去りました。

 外部の左官工事も下地が随分進んできました。表から見ると、建物の雰囲気が変わってきた感じがします。通りから見るとなにやら物々しく、皆さん覗きながら通り過ぎて行きます。

クロス前のパテ塗を丁寧に進めてもらえています。
左側は下地終了、右側は粗塗りの状態