大工工事が終わりに近づいてきました。

 住宅の工事も大工工事終盤となってきました。前回から、しばらく間が空いてしまったので、今は中の様子がだいぶ分かるようになってきたところです。狙いのところも予想をクリアしそう。何が狙いかはまた後ほどに。

 それにしてもイメージとは難しいものです。現場で見上げながら思わず、なんかいい感じやん。なんてつぶやいてしまうと、監督から、分かって設計されているんじゃないのですか?と問われる。それもそうだけど、そうでもない。
 設計中は図面をじっと睨み無想し、3Dを作ってクルクル見渡し、時にはスケッチを描きながら、もう少しああかなこうかななんてやって居りましたが、まだまだ実のイメージに辿り着けておりません。きっとたぶん、こう見えるハズ。こう感じるハズ。
 スケール感はある種反復練習みたいなところがあると感じています。自分の思う距離感が現場で違っていると、もう少し広かった方が良かったかな〜。もう少し高かった方が良かったかな〜。んむむ、もう少し小さいほうが良かったよな〜。。。所詮は当てずっぽうなのです。

 とは言え、出来上がった時に施主さんや工事の皆さんから、なんだか気持ちよいと思ってもらいたいのですが、一体それはどんなスケール感なのか?
 これは普段から思う課題なのです。人の気配や動線、空間のボリュームを幾度も想像します。全体に細部に使い勝手もよい計画を目指しつつ、出来上がりは気が抜ける空間になることが望みです。ところが、設計の最中に施主さんの要望を満たすことばかりに集中しすぎ、出来上がったときにどこか寸止まりな窮屈に感じる空間になってしまったとき、あ〜しくじったと感じます。
 いや、ほんとムズカシイ。

「土足厳禁」やスリッパ入れは大工さんのお手製です。
リビングの様子。すっかりボードで囲われました。
階段を見下げた様子。
2階の床は、OSBと言われる構造パネルを平滑に削っている商品を使っています。微妙なサイズ違いがあるので、少しずつ調整しながら貼っていただけています。
1階の食堂付近から、カウンターの裏側はキッチンを据えるスペースになっています。
左官外壁のラス下地。ほぼ全面がモルタル下地の左官仕上げとなります。
床が貼り終わった2階の様子。右手のOSB壁の向こうは納戸です。
1階リビングから階段を見た様子。階段横には吹抜けがあり、明かりが漏れる様子が分かります。

町工場工事の経過・その2

 現場に来るたび様子が変わっています。職人さんがつぎつぎに入れ替わり立ち替わり、工事が進んでいる雰囲気をかい摘んでご紹介します。

階段手すりの取付けをしています。
踊り場の手すり部分。うまい具合に繋げてきますね。
倉庫内は鉄骨の塗装も終わり、クレーンが取付き工場らしくなってきました。
エレベーター工事の最中です。
あっと言う間にセットされるかと思いきや意外と細かい作業が続くようです。
電気屋さん、クロス屋さんが入り乱れて慌ただしい。
内装工事が落ち着いたところで、タイルカーペットの施工中。奥の床は配線用のOAフロアーがまだ見えています。
作業場の塗り床も終わっています。落ち着いた感じに仕上がってきました。
玄関廻りのタイルを施工始めたところです。
外部配管工事の様子。ここまで来ると工事の終わりが近い感じがします。
玄関のアルミ庇も既に取りついています。

 実は1週間ほど前に、若干の工事を残しましたが引渡しを終えました。中盤は懸念していたボルトの納期に工程の遅れがやや出ましたが、終盤の追い込みでなんとか当初の予定に沿って終わることができました。2週間ごとの定例会議には毎回施主さんも参加されながら、それぞれの協力のなか進めていくことができました。

 この場を借り、無事完成できたことを工事関係者の皆様にお礼申し上げます。ありがとうございました。
 しばらくすれば、完成写真をご紹介できると思います。お待ち頂ければ幸いです。

今のスポーツってなんだか凄い。

 今月の初めごろラグビーワールドカップを花園ラグビー場まで観に行ってきました。ジョージア対フィジー戦。偶然にもチケットを頂く機会に恵まれ、何十年か振りのラグビー観戦を楽しむことが出来ました。

 駅前から続く会場までの行列には外人さんも混じり、駅前で入っためし屋ではラグビーの話題を持ちかけられ、試合観戦だけでないワールドカップならではの雰囲気にすっぽり包まれました。雨降りの中、ポンチョを被りながらの観戦でしたが、試合はテンポよく攻守入り乱れ、フィジー選手の華麗な球さばきはまるでハンドボールでもしているかのよう、思わずうなり見入ってしまいました。

 そして、日本がベスト8で敗退してしまい残念なところですが、今回の日本チームの躍進は驚きを超えて感動さえもらえました。

 ただ久しぶりにラグビーを続けて観はじめて、昔に比べ試合のスピード感がすごく増していると感じます。きっと選手の体力技量も上がり、試合が面白くなるようにルール改正も年々繰り返された結果です。

 それは他のスポーツでも同じく感じます。今ならバレーやら卓球やら、いろいろなスポーツがひと昔とは全く違う。スター選手をテレビで観ていると、必殺技を繰り出すゲームキャラクターのごとく、まるで異次元な感じがします。

 これらはやはりスポーツ科学があってからなのでしょうか。選ばれたエリートの科学的トレーニングに科学的ゲーム戦略モロモロ。今も努力と根性で成り上がる人はもちろんいるでしょうが、とてもそういう時代では無いのでは?とも感じてしまいます。科学が目を向けないスポーツはきっと生き残れないのでは?

 スポーツは得意でないので自分に置き換えられませんが、今のスポーツ選手を憧れにできる人は果たして一体どんな毎日を過ごしてるのだろう。。。とても気になります。呆気に取られる選手の一挙手一投足に、フィジカルもメンタルも足らないボクは漠然と不思議に思うのでした。

浸水被害に思う

 去年の台風21号、今年の台風19号と続けざま大型の台風が日本を襲ってきました。来年もまたこうした台風が来ないとも限りません。いやむしろ来るに違いありません。やはり地球温暖化の影響?でしょうか。
 去年の台風では、わが家も浸水被害寸前でした。ネットで過去の台風被害を見れば充分にあり得る事は分かっています。自分が生きている間? 正直そんな事になろうとは想像もしていませんでした。ところが、この年々の台風続きにヒトゴトでは無くなっている気がします。さらには震災・津波も控えている。

 街中の物件の設計をしていると施主さんから、昔この辺りはナニナニ川の氾濫があったから床を出来るだけ上げておきたい。と要望を受けたこともあります。それを聞いたというものの、どのくらい上げれば良いものかなかなか正確に判断できません。気持ち上げてみましたぐらいで本当に良いのか?
 わが家がもし水害に遭っていれば、玄関先で腰ぐらい浸かる可能性がありました。ちょっと上げたぐらいでは間違いなく床上浸水です。

 これまでなら庭のある住まいの設計を受けたとき、庭とリビングの一体化とか想像し床レベルを庭に近い高さへ下げたり、ほとんど高さの変わらない土間で過ごせるような計画を、気持ち良さそうでしょう。いいでしょ、さもうれしそうに提案していたとおもいます。
 しかし郊外それも川から2キロ3キロ離れたところで家屋が浸水している様子を、メディアで幾度も報道もされていることを知っています。自治体が開示するハザードマップの情報など含めしっかり周辺の地形を読み取り、敷地の安全な高さを確認できないと、安易にそうした計画をお薦めできないのだと改めて思うようになりました。

 このところムクムク防災意識高まるヨメさんから、西宮市がネットに上げている浸水履歴なるものを教えてくれました。海側のわが家はもちろんでしたが、ずっと丘にあがる陸側の事務所周辺も浸水履歴あり! え、そうなの? 少しはなれた賃借駐車場まで。おやおや、これでは買いかえたばかりのクルマが水没まではなくとも、オチオチしてられなくなりそう。調べてみれば、思った以上に分かるものです。

 浸水被害に遭われた方々が、少しでも早く再建できることを祈るばかりです。

町工場工事の経過

棟上げ後、床コンクリート押えの様子です。

 上棟からしばらく経った町工場工事は随分進んできました。徐々に工事のスピード感が上がり、打合せ毎に仕上げをどんどん決めて行かなければいけません。設備の配線・配管工事も進んできました。

外壁のALCが取付きました。
倉庫の間仕切り壁もALCで区切られています。工場っぽくなってきました。
2階から吹抜けの倉庫を見た様子。天井からはクレーンが吊られます。
サッシも取付きました。3階の事務室ゾーンには吹付断熱を施しています。
倉庫正面のシャッター施工中。ますます工場らしくなってきます。
屋上の仕上げコンクリート打設前の様子。断熱材が敷き込まれています。キノコの様に見える立上りは、将来太陽光パネルを取り付けられるように準備をしています。

材木も魚と同じ?なのだろうか。

 今日は材木屋さんの営業が来られた。これまでいくつかの物件でお世話になった方。ただいつもと違ったのは、頂いた名刺に書かれた会社名。
 あれ元にいらっしゃった会社は?
 実は倒産してしまいました。
 エ!本当に?
 驚きを隠せない。幾人かの営業さんがいた家族的で小規模な会社だが、こだわり商品を揃え、どの方が営業に来ても手作り感あふれるカタログやチラシでいつも紹介をされていたのが印象的。社長が全国を巡って見つけた良質な材をその土地の製材業者さんとタッグを組み、産地直送的に現場に届けてくれる良心的な会社でした。営業さんは時間を惜しまず納品した物件の後日談などもよくされたり、売りっぱなしの商社的な印象がありません。
 ですから、普段から出来れば使いたいと思う会社のひとつだったのです。

 近頃は材木の値段が逆転しています。以前は安いと思っていた外国産の木材が伐採の規制や運搬費用の嵩みで値上がり、対する国産の杉・桧の値段が下がってきています。以前のイメージと違い、桧材で建てる家が必ずしも贅沢とは言えなくなっているのです。
 今回は金額が厳しいからナニナニでいいよ。と現場で言っていたのが、それならスギヒノキにしてもらえませんか?と返されるのです。

 折角こだわりの家を建てるのだから、ちょっと高くてもドコソコのナニナニフローリングを使おう。と言っていたところが、今はヒノキのフローリングが手頃に使えるとなれば、そりゃあヒノキで充分だわ。と思うのがフツーな施主さんや設計者の心情ではないでしょうか?
 そうすると、こだわり地方材もその煽りを食らったに違いありません。

 例えは変ですが、アジ・イワシ・サンマ。庶民の味方とばかり思っていた魚(外国産の材木)が、気がつけば高級魚になっていた。漁獲量と魚の値段の関係にちょっと似ているような気がしました。

 今日来られた営業さんは、先の会社の材木の販売を引き継がれて、その案内に来られました。やはり手作り感あるカタログを携えてです。
 まだ倒産や引き継ぎのことを知らない設計者も多いようでした。
 一般の人が地方材に興味を持ってもらうにはこんな営業アイテムを揃えたらどうですか。とか。こんな案内を用意してもらったら、周辺の人には伝えやすいです。とか、お節介な事をついつい提案してしまうのでした。

アニメ映画「ロング・ウェイ・ノース」

 久しぶりにどこまでも清々しいアニメーション映画を観ました。絵本がそのまま動いているような映像はどこまでも奥行き深く、素直に観入れるストーリーはどこまでも潔い感じがします。

 最近の手の込んだアニメや映画を観ると、その瞬間はワクワクどきどきオモシロ〜い!スゴイな〜と感心するのですが、なぜだか後に残りません。しばらくすると、アレ?どんなだったっけ?・・・スッカリ忘れている。だからと言って、改めて映画館で観たいと思うことはほとんどありません。ですが、今回のロング・ウェイ・ノースは見終わった瞬間にもう一度観たい気持ちに駆られました。エンドロールが流れた時には、あ〜もう終わってしもた。。。緻密なシンプルさ加減、アニメならではのリアリティが本当に心地良く、魅了され、すっかり時間を忘れていました。

 金太郎飴のようにどこを切っても素朴な美味しさが味わえる。そんな映画です。数々の賞を獲りながら完成から3年越しでの日本公開だそう。
 決して同じでありませんが、時代をさかのぼり幼いころに観た良質な東映動画を思い出します。映像の裏側で制作スタッフ全員がイメージを共有し、一丸になり作品づくりに打ち込んでいたのだろう。そんな様子をどこか感じさせる快作です。
 是非一度ご賞味のほど。

棟上げその後

 去年の秋の初めは台風21号で関西は大変なことになっていました。今年は大型台風が関東に襲来。やはり地球温暖化の影響なのでしょうね。
 棟上げ後は雨・台風に幾度も現場は右往左往。外壁の防水シートが間に合わず、慌ててブルーシートで応急処置。大工さんも監督さんも、行ったり来たりになり落ち着きません。

 そうこうしながらも秋口は中間検査を無事に終え、構造合板の外壁下地に囲われ建物には、サッシも取付き断熱材も施工され、ようやく少し落ち着いた感じがします。
 外廻りでは、屋根の板金仕舞が進み中なところ。2階窓の庇が薄く飛び出し、何気に格好良くなりそうです。

台風到来。ブルーシートでなんとか乗り切りました。
1階下屋。サッシ取付け後の様子。
見えているのは、2階床裏の断熱材の様子です。自動車車庫の天井内となります。
グラスウール断熱材がキレイに入っています。天井は気密シートも貼られています。
外壁の防水シートも貼られひと安心。屋根は板金工事に掛かり出しです。

ホームページを移動しました。(引っ越し中ですが…)併せてメールアドレスも変更しました。

 心機一転「リニューアル」と書きたいところなのですが、サイトを移動してまだまだ体裁が整っていないページが残っています。早々に「新ピーカンサイト」へご訪問頂いた方には、お見苦しいところをお見せしてしまいますが、何卒ご容赦のほど。

 事務所開設当時からコソコソとホームページ作りを続け、あれこれ体裁を変えてきましたがいい加減、サイト管理をもっと簡単にブログ更新も手早く楽しめるようにしたくなりました。しばらく事務所ホームページとブログを分離していたものも今回はひとつ所に整理しました。

 建築の設計にしても、ホームページ(ブログ)のデザインにしても、なかなか自分の思うようにはいかないものです。人に頼んでも納得できず、自分でやっても納得できず。とは言え時代の流れ、いろんな事が簡単になっていることにも驚きます。無料ブログでここまで出来れば充分としか言えません。これまでがんばったウェッブ知識は水の泡かもしれませんが。(* > <)⁾⁾

 ブログを始めたばかりの時分(自分)に改めて戻り、ぼそぼそと続けれたらな〜と思うばかり。今しばらくお付き合いいただければ幸いです。

 なお、メールアドレスも以下に変更しました。(旧アドレスもしばらくは運用しています。)

pkan.info*gmail.com (*のところ@に変更お願いいたします。)