蓄熱暖炉っていいかもです。

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去年の秋終わりに竣工した滋賀の住宅にお邪魔した。
遅まきながら完成のお祝いを持参しながら、この住宅に設置したメースンリー蓄熱暖炉がいかほど活躍しているのかが、ずっと気になっていた。暖かくなってしまう前になんとかの訪問です。現場で積み上げる暖炉を計画したのはもちろん初めての事。施工してもらった暖炉屋さんの話だと、日本でもまだ施工例の少ないスタイルの暖炉だそう。疑っていた訳ではないがこの蓄熱暖炉、燃焼効率が良いので日に1〜2度ひと抱え程度の薪をくべるだけでほぼ一日中ほんのりと放熱する。釜の中で燃え盛っているのは1時間ほど。後は熱気を逃がさないようにして積み上げたタンスひとつ分くらいのレンガに溜まった熱がじんわりと放熱される。

施主さんに伺うと、平日だと晩に1回くらい、休日なら朝晩2回くらいの火入れでちゃんと1日中温かさを感じられるのだそう。暖炉のある居間は、吹抜けもあってそこそこの空間になっている。そこを十分に暖めているので、続きの和室や吹抜けを通した寝室や子供室の扉も開けているのだとか。ご夫婦共に働きに行かれていて、そんなゆったりした生活スタイルでは無いはずだから、ちょっと心配していた。が、話を聞くうち、コリャなんとスバラシイことかと。。。

実は計画当初、電気式の蓄熱暖房を考えていた。そして、地震、原発、節電。。。そのまま進めていたら、どうだったのだろう。この蓄熱暖炉は生活スタイルもさることながら、そこそこコストも掛かるし、設置できる環境も考えておかないといけない。薪の調達も必要。どこにでも薦められると言う物ではないけれど、こうした自然のスタイルをもっと見直していかないといけない時代に、少しだけ先取り?したような気がします。

頂いたヤキイモがなんと美味しいことか。。。羨ましいです。

風邪と津波 〜 にしのみや津波ひなん訓練 〜

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先週末、僕が住んでいる地区を含んだ「にしのみや津波ひなん訓練」が行われました。予め配布されていた小冊子をしっかり見てなかったのが悪く、申込の必要だった「炊き出し」などのイベントを含んだ実地訓練に参加することが出来なかったのが残念。。。それでも自由参加?な避難場所を確認して回るスタンプラリーはせめてと思い、参加してみる事にしました。

当日朝10時、防災スピーカーから物々しいサイレンの音と地震を伝える放送が聞こえはじめました。訓練では、これから3分間の地震の揺れ。まずは「地震の揺れから身を守る訓練(シェイクアウト)」を行います。姿勢を低くし、物陰に隠れ、揺れを収まるのを待つ。話は当たり前のようだけど、自分の部屋を見渡すと隠れる場所が無い!?椅子の生活をしていないものだから、テーブルと言った気の利いたものが無いのです。いきなり訓練にならん!ウロウロする内に3分間は経ってしまいました。気が進まずにいたと思っていたヨメさんは、横でゴソゴソと避難袋になにやら詰め込んで用意に没頭している。もういいから、出掛けるぞ!ン?いや逃げるぞ!

小冊子に載っていた避難地図でまずは一番近場の避難場所(RC造3階建てのアパート)に向かう。市の係の方が立っている。ご苦労様です。そこでスタンプを押してもらう。3カ所回れば景品がもらえるので、次の場所に向かった。
2つ目の場所は、近くの公団住宅。古びてはいるけどRC造5階建て。実はその側には10階はゆうにあるマンションが林立している。ここで待機する市の方に、そうしたマンションは避難場所にならないのか?と尋ねてみた。オートロックが掛かっていたりで物理的に難しいケースもあり、民間のマンションは一軒ずつ相談しているところです。との答えが返って来た。なるほど、高いから安心と思って向かってみると、実は入れなくて慌てふためく。なんてコトになりかねない。参加したから気がつく、思い込みは危険です。
3つ目も同じような別の公団住宅。ここで景品はちゃっかりゲット。
折角なのでもう1カ所、さらに北へ向かって定時制の高校校舎。目の前は日常的に通るのですが、入ったのは初めて。ゆったりした造りの校舎に実は驚いた。それはともかく、この高校が市とは別に地元住民に向けて主催している講演会を聞かせてもらって、訓練の締めくくりには丁度よい具合でした。あ〜腹へった。

と日曜日を有意義な始まりから向かえたはずですが、スタンプラリーに歩き始めた頃から身体のだるさを感じ始めていて、高校の講演会が終わるころには少々のぼせ気味な状態。自宅に帰った瞬間から、布団に逆戻りしてしまいました。それから二日間は身動き出来ず。火曜日もうろうと仕事場には行ったものの何も手が付けられず。熱は下がっても神経に障る痛さがいつまでも残る。もしインフルエンザにでも掛かっていたら、週末の約束も断らないといけないかも。
ともかく確かめようと病院に行ったら、ただの風邪の様だから、様子見ね。と言われてしまった。

しかし、身動き出来なかったこの間に、もし津波が本当に来たら? もしかしたら、波に飲み込まれる運命になっているかも知れない。真面目に、健康だからこそ逃げる事は出来る。と思ってしまったこの1週間は、なにより訓練だったかもしれません。

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