「船坂ビエンナーレ」に行ってきました。

先日、「船坂ビエンナーレ」という地元西宮で開催されているアートイベントを覗きに行きました。平日だったので足場も悪い山の中、誰もいないんじゃないかと思っていたのが、そんなこともなく、失礼な事を思っていた事を反省。実は僕自身、イベントそのものよりも一昨年に閉校になった「船坂小学校」の校舎が、公開されている事をテレビで知って、それを見に来てみたかったのが一番の目的。また、この辺りはまだ茅葺き屋根の家屋が残っている事を、現場に向かう行き帰りに車の中から気になっていたので、これはいい機会。ヨメさんを無理矢理連れ出し来てみたのです。
半日もあれば見て回れるかなと思っていたのも甘く、作品も思った以上にあり、船坂の山間をエッチラコッチラ朝から夕方までビッチリと楽しんでしまいました。ビエンナーレは、この日曜日で終わってしまいますが、プログラムを改めて見ると期間中にいくつかイベントもあって、もっと早くに来てみれば別な楽しみ方も出来たかもしれず、後になってやや後悔です。
それはそれで、車で通り過ぎるばかりでずっと気になっていた船坂付近を歩いてみることもでき、地元でこうした催しに参加も出来、改めてよい環境で過ごしているのだな、と感じます。気軽に来れる良い機会にもなりました。(このビエンナーレは、少々宣伝不足な気もしますが。。。)
ところで、写真には船坂小学校での教材なんかも写ってます。すべてアート作品ではありません。あしからず。

展覧会「数寄屋大工」

しばらく前の事になりますが、竹中大工道具館で開催されていた「数寄屋大工」展と同時開催されていたセミナーに行きました。
展示されていた実物大の茶室構造模型はさすがに迫力があり、外から観るだけでなく内部にも入れるので、ふ〜むふむと顎をさすりながら小さな空間を幾度も往復。規格にはまった材木を使い、金物だらけにしている普段の設計とはまるっきり違います。あ〜なんて軽やかなんだろう。目的が違うと言ってしまえばそれまでですが、こんなにも自由に考えられるのか〜と、ため息。ついつい枠にハマってしまって固くなった頭をほぐす必要があるような気さえしてきます。
もちろんひとつひとつの材料も違えば、隅々に至る手仕事の掛かり方も違います。それをそのまま自分の仕事に置き換える事はままならぬことですが、そこにあるエッセンスみたいなものを少しでも加える事ができれば。

先日に書いた料理家の辰巳芳子さんしかり、今回書いた数寄屋建築を支えた名匠しかり。どちらも自分の立ち位置をしっかり見つめて本物を作られています。決して小手先ではない。違う世界ではあっても、根底にあるものは変わりません。

ちょっと仕事が落ち着き間が空いて、ボヤっとしたところに喝を入れられました。何をするでもよいのだけども、常に自分の立ち位置を見つめて仕事をしたいと感じているところです。

ピカソのタオルハンカチ

先日、突然に送られてきたリボンの掛かった箱。ハテ?宛名を見ると、菓子工房のシマリスさん。開けてみてヒョウ〜。なんとも嬉しい箱詰め。しかし、ナゼ?
次の日にメールが届いた、6周年記念のノベルティだとか。
アリガトウゴザイマス。
そうすると、このシマリス「ピカソ」はおよそ一年遅れの生まれで4歳なのか?
ともかく自分の作ったキャラクターが、ナントもう5年も使っていただけるだけで、嬉しいばかりです。しかもこんな立派に。。。うう。

創作菓子工房 Simarisu

映画「天のしずく」

一週間ほど前になりますが、「天のしずく」という映画を観ました。ご存知の方も多いと思いますが、NHKの料理番組でお見かけする料理家・辰巳芳子さんのドキュメンタリー映画です。と書きましたが、僕は正直どこかで見たことあるような。。。ぐらい。スミマセン。

しかし映画を観てなんと言うか、いろいろ考えさせられました。自然農法などの手を掛けられた食材で、ごく普通の料理をどこまでも丁寧に作る。農と食を通して思想を語る姿は、伝統を守る建築家や大工さんの様でもあります。
映画は、辰巳さんの主な料理と調理の様子を、食材にまつわるエピソードを含めつつ順に紹介して進みます。中でも「いのちのスープ」と呼ばれる辰巳さんの亡きご主人のために作られたスープは、その作法を習いに料理人、医療機関の方など全国から人が集まるのです。そして、そのスープに救われた方の物語が続きます。

そりゃその方がイイのは分かってるよ!と言ってしまいそうなひとつひとつの積み重ねに、ともかく安易さがなく、いい加減な簡単レシピ?で済ませようとする真逆な日々の食生活に釘を刺された。そんな感じです。(決してヨメさんの事を例えた訳ではありません!!!)いろんな意味で余裕がないと出来ないと思ってしまう。。。
自然素材〜伝統工法〜などなど。それらと程遠く、簡単レシピに流されている我が生業と重ねて観てしまうところが多数。チクチクした後味がします。ただそれも数ある味のひとつと言ってしまうとそれまでですが、決して忘れてもいけない味だとも思いました。
機会あれば是非、ご賞味ください。