チタンもトタンもおんなじ。。。

スローに進んでいた物件がようやく重い腰をあげつつ進み始めました。(途中経過は、元スタッフ中濱くんの報告をご参照ください。森南P « P_kan*Staff )

ところでこの建物は、ちょっと頑張ってみたい工務店さんの自社事務所です。そんな訳で中はともかく見かけぐらいはちょっと気張ってみたいと言うご要望に応え、普段使ってみたいと思いつつもなかなか実現出来なかったチタン亜鉛合金張りを提案をしてみました。ネタになりますよ。と非常に安易なプレゼンが通ったのは良いのですが、予算のやりくりで仕上の方法や使う面積は二転三転、技術のある板金屋さんにお願いできるのだから、本来もっと気張った仕上げ方をしたかったところですが一番安価な波板張りとなりました。とは言え、窓廻りや部分部分の納まりはビシッと決まった感じがします。

なのに、現場ではチタンって何?ってな具合で、えろ〜たこつくトタンですね〜と言われるしまつ。トホホ。

チタン張り以外の外壁も、二転三転しながらようやく確定。近い将来、足場もはずれるハズ。すっかり計画当初のイメージからはずれてしまいましたが、見応えある勇士をお披露目できると思います。

(ちょっと自信ないかも。。。)

船出いろいろ

手直し工事で、再度雄琴の住いに伺ったのは先週末の事です。住み始めてから気づく部分はまだあるかもしれませんが、ひとまず完成した船がドッグから港に横付けされたところでしょうか。住まいの名前も「mother ship」と命名されました。器としての住まいは完成しましたが、家族の船出は此処からです。
びわ湖の風を帆一杯にうけて進んでくれます様に。

そして、実施計画から現場監理までを担当し工事中のブログを書いてくれたスタッフの中濱君は、この物件の完成をもって横浜の設計事務所へ旅立ちました。船出と言うにふさわしい新天地での活躍を期待しています。ご苦労さまでした。

さて、船出ついでに。。。
ピーカン事務所も、10年来親しんだ事務所をこの夏頃までに退去しなければなくなりました。家主さんのご都合なので仕方がありませんが、気に入った場所を離れなければなりません。これもまた、次の船出が迫ったという心境。どんなご報告ができるかまだまだ分りませんが、無事の船出でありますように。

棟上げが無事終了

3月下旬に地鎮祭を済ませた大阪の物件が本日、無事建ち上がりました。木造3階建てになります。中間階にロフトも抱えているので、4階建てとも言えそうな勢いです。

施主さんの要望に応えようとスタッフが教科書片手に天空率に四苦八苦したお陰で、周囲の建物に比べると道路からのセットバックが少ない割に大柄な印象です。今回は陸屋根になるので、外周のパラペットが天空率に沿って微妙な高さを苦労して決めていましたが、たぶん出来上がるとよく分らないかも。。。と言え、以前なら諦めていたことが実現出来たのですから、苦労の甲斐あったと感慨深げです。
実際、既に済ませた配筋検査の際はきわどい高さの天空率を使った計画と言う事で、普段なら一人のところがわざわざ二人の検査員がやって来てあちらこちら建物配置や基礎高さの寸法を入念に測っていました。
どこかで寸法間違いがなければ、法規にそった立派な木造3階建ての住まいが出来上がる算段と言う事になります。

ともかく、晴天にもめぐまれ無事に建ち上がりました。夕方には施主さんが来られ、棟梁・大工さん共々ねぎらいの食事を頂き上棟の祝い、工事の無事を祈るばかりです。

夏の完成を目指します。

お寺の落ち葉、朝の事務所前で

朝、事務所前の路地に隣りのお寺の楠の落ち葉が溜まっていたので、箒で掃いて集めていたら、通学途中の小学生たちに挨拶される。母親に連れられたかわいい女の子にも共々「おはようございます」と声を掛けられ、挨拶を返す。路地裏の朝の日常といった感じ。

面白いことに、自転車に乗って事務所に着いただけの時だと、そんな風に度々挨拶をされるわけではない。落ち葉を掻き集めている姿だけで、良心的なおじさんにでも見えるのだろうか。朝からそうして声を掛けてもらえるのは悪い気がしない。なんとなくすがすがしい。

お寺の楠は大木で若葉の生え変わる春先は、これでもかと思うほど落ち葉が溜まる。普段は2軒隣のおじさんが文句を言いつつせっせと掻き集めているので、こちらが「いつもすみません。ありがとうございます。」と言いながら事務所に入ってしまうのだけど、今日はちょっと早めに着いたので気分転換に良心的なおじさんを演じてみた。たまにはいいかもしれない。

的中された高気密・高断熱への誤解?

不動産屋さんとの仕事に関わって、ある意味、設計者が如何に情報に無頓着かであるかを感じることもある。商品として売れるためには、何を取り入れ、何を切り捨てれば良いのか。無用な意匠にこだわる設計者よりも、ごく当たり前にユーザーニーズに応えようとしている。もちろん、別な面では眉をしかめたくなる事もある。
どちらが正しいと言うものではないけれど、 設計者であれ、不動産屋であれ、見る側面は違えど正しい情報、正しい知識を身につける事は、当たり前な事だと思う。

なのだけど、今日は完成後の手直しで雄琴の物件への行き帰り、高気密・高断熱の本を読んで、なんて浅はかな知識でいた事をまたも思い知る。事務所で断熱材の話題になり、その後たまたま見つけた高気密・高断熱に詳しい設計者のホームページを読み、とても気になったので、その方の著作を中古本で仕入れ電車のなかで読みふけっていた。

関東以西の設計者にありがちな高気密・高断熱への誤解。。。そんな風に書いている著者の文言にいくつか自分自身に思い当たるフシがある。おっしゃる通り誤解していると言われても仕方がない気がした。
しばらく、高気密・高断熱のお勉強をしてみようと、思った本日でした。

究極の「100年住宅」のつくり方」野平史彦(ぱる出版)

地階打設まで

1階床版と地階壁のコンクリート打設が無事終了しました。写真は連続した玄関庇とバルコニーの部分。

地階と言っても見かけは1階です。道路と敷地の高低差があるので、前半分が法規上の地階となっています。周辺の建物のほとんどは上がった敷地に玄関があるのですが、この住宅では、この地階部分からアプローチするようになっています。なので感覚的には3階建て。玄関脇の壁は打ち放しの予定なので、うまく打ち上がるかハラハラしています。

電気や設備の配管を進め、高低差の複雑な基礎高さを慎重に進めています。5月連休明けの棟上げで、木造本体がうまく載ってくれるかもドキドキします。

残工事が残りました。。。

3月下旬に引渡の終わった雄琴の住まいに残工事や手直しの片付けに、住まわれ始めてから初めて伺いました。快晴のなかスッキリと建つ姿にひとまず安心。駆け回りはしゃぐ子供たちを見て、さらに安心しました。

引越や幼稚園の手続きなどなど忙しくまだ実感が伴ってないです。と言われる奥様ですが、玄関先に飾られた鉢植えや片付いた部屋の様子を見ると、充分馴染んで頂けた様子も伺えます。平日なので、直接ご主人とはお話し出来ませんでしたが、庭のデッキをご自身で延長してみたり、楽しまれている様子を伺い三度安心しました。

今日は残工事をすっかり終わらせられると思ったのに、残りが出てしまいました。施主様には申し訳ないところですが、また伺う口実にさせて頂き今日のところは引き揚げました。

近々に完成写真をお披露目できそうです。

iPad が気になりますね。。。

もうじきに日本でも発売となるアップルの iPad でこのブログを見たら、こんな感じになるらしい。ウェッブベースのエミュレーター「iPad Peek」と言うサイトで遊んでみた。なんと言うのか、こうしたサイトをわざわざ作る人がいる訳だから、このアップルの新製品はやはり革命なのだろう。実際楽しそうで、かなり物欲そそられてます。

にしても世の中はますますコンピユータに縛られてるのか、ただただ自分だけが翻弄されてるのか。

ついさっき、プレゼンに作った色鉛筆のスケッチをカラーコピーしようとコンビニに行ったところ。コピーが終わって領収証をレジにもらいに行くと、コピー機のところで出せますよ。と言われて引き返す。しかし、どこをどうすれば出てくるのか精算機を眺めて、実はタッチパネルにある事にいつまでも気づかずにいると、見かねた店員さんがココをこうしてこうするんです。と、幾度となく同じ様に迷う人がいるのか、手慣れた感じで領収証の出し方を教えてくれた。

iPad を楽しそうだと書いたところだけど、なんでもかんでもコンピュータで管理されると、なんだか腹立たしくなってきそうですね。今回、色鉛筆のスケッチをしてみたのもマックばかり眺めて3D作るのに飽きたところだったから。スケッチにカラーコピーでアナログなプレゼン作りを久しぶりに楽しんだところなのに、ちょっと複雑な気分です。