昨日、2号線の車屋さんに自動車の定期点検に行って預けている間、
その近所をウロウロしながら街の風景なんかを写真に撮っていました。
最初に目に止まったのが写真の塔。
車屋さんの丁度目の前にある森永乳業近畿工場です。
これが工場の施設なのか、ただのモニュメントなのかさっぱり分かりませんが、
子供の頃に想像する宇宙ステーションのような不思議な形。
周囲の施設より一段と高く、よく目立っていました。
そこからまた小一時間ほどウロウロと散策。
付近は工場か普通の住宅地しかありませんが、
普段歩かない場所を探索してみるのは面白いものです。
日頃デザインを考える時、どちらか言えばスッキリ格好良くとかつい考えてしまいますが、
こうして、街を歩いて目に止まる物は逆。
ゴチャゴチャとは言わずとも、どことなくイカツイものや無骨なものについ惹かれます。
未来の都市を想像する時、大きく二手に分かれるような気がします。
スッキリ整理された未来か、ゴチャコチャ整理のない未来。
対極とは言い切れませんがマンガに例えると、鉄腕アトムVSアキラ。
幼少の頃に持った未来イメージはもちろん鉄腕アトム寄りでした。
丸やら三角やら四角やら、そんな形を組み合わせて未来の街を描いていたと思います。
しかし、小学生になってヤマトのガミラス星地底都市?に衝撃を受け、
中学生になってガンダムのスペースコロニーに憧れを持ち、
大学生にアキラやブレードランナーの工場的な未来図に感化されていきました。
良いか悪いかは別にして、現実的なイメージが未来を支配し始めたような感じです。
正直、明るい未来に見えませんね。
最近の映画やアニメに描かれる未来都市はますます複雑怪奇になるか、
異様なほど現実感を帯び、現実感を喪失したバーチャルな風景だったりします。
丸・三角・四角では現せない未来は、果たして良いのか。
今の子供たちにとって未来はどんな風に現されるのか、なんだか気になります。