グエッ

ヨメさんの姉様から、iPod を買おうかと思うけどどれがいいの?と相談を持ちかけられた。
音楽だけなら30GBでも十分だろうし、映像や写真も入れたいなら60GBでしょうかね〜。
なんて答えながら、あぁ、オレも欲しいな〜。と呟いてしまう。
先の iPod 焼失事件から、仕事場の音環境は劣悪で、
仕方なしにデスクトップで鳴らしたりはじめたが、
こもったモノラル音がファンの音とともに流れだすばかり。
もちろんスピーカーにつなげれば少しはまともには鳴る訳だけど、
そうすると、音量を上げれば、自ずと警告音も一緒になって大きく鳴り響く、
アレコレ鳴らしている訳では無いけど、
グエッとか、チンとか、フォンとか、
でかでかと鳴らされると、なんかオレが悪い事したか!うっとおしいったらアリャしない。
切ってしまえばいい事だけど、チャットやメールの着信に気がつきにくくなるし、
それはそれで寂しい。
勝手にすれば〜という声は聞こえるが、本人にとっては一大事なのだ。
壊しただけに、まともに買い替えるのが腹立たしく、
アップルストアサイトのお買い得な整備済製品を見るも、現行品は納期が遅い。
ど〜しようか迷っているうちに日は過ぎていくばかり。あ〜。
勝手にすれば〜という声がますます鳴り響く。

桑野信介

と聞いて、”建築デザイナー”と答えられる人は、結婚できるかも知れない。
ヨメさんが滅多に触らないビデオを自ら操作し、わざわざ録画して観せられたドラマ
結婚できない男」の主人公の名前である。
彼女が魅せられた主人公は、阿部寛が扮する建築デザイナーだ。
で、結構コレがオモシロイ。
ドラマには住宅プロデュース系の会社も設定され、近頃の住宅設計の状況が表現されている。
もちろんエンターテイメントのドラマだから、都合の良い面も無い訳ではないが、
そんな事はどうでも良く、
桑野信介のキャラクターが建築家像をかなりイイ線で表現されている。
オモシロオカシク誇張されているが、ひとつひとつ細部の性癖に至ってはこんな人いるいる。
うん、いそう、と、意地悪く、建築仲間をダブらせて観てしまいそうになる。
(オレはかなり性格の悪い建築家かもしれない。)
いや、それ以上に自分とダブらせてしまう訳で、クックと笑いにならない笑いをこらえてしまうのだ。
ドラマに表現される建築家像は大抵カッコヨカッて、こんな奴いるか!と思っていた事しばしばだが、
脚本家はきっと相当オモシロイ建築家と家づくりをしたのだろうか?
少しばかり古めかしい建築家像を感じるから、オモロイおっさん建築家だったのかもしれない。
こいつはなかなか結婚できんぞ、と思われた建築家は一体誰なのか?
まあしかし、遠からず当たっているし、桑野信介に親近感を持ってしまうのは、
その気配を十分に自分が持っている証拠かもしれない。
う〜ん、やっぱり危ない。

足りなかった時間「ユナイテッド93」

足りなかった時間とは上映時間の事ではありません。
日曜日に「ユナイテッド93」という映画を観ました。
ご存知の方も多いと思いますが、
9.11にハイジャックされた旅客機のひとつを舞台にした映画です。
映画で真実のすべてを描き出すことは不可能ですが、
監督は被害者の家族とのインタビューを元に、
そうであったかも知れない時間を描き出しています。
リアルな映像を目にしたのは決して遠い昔ではありません。
当日のテレビから流れる映像を通して誰もが目を疑ったその瞬間が、
まざまざと浮かび上がって来ます。
映画の批評や正当性は賛否が分かれるものでしょうが、
遺族のほとんどが映画化を承諾した事実が、
少なくともこの映画を見ておくべき価値の様な気がします。
もちろん娯楽の脚色も英雄談の脚色もありません。
最後の結果を知りながら淡々と且つ刻一刻と時間が過ぎ、
見終わると足りなかった時間を感じました。