かすんだ風景

間仕切りが立ち上がり部屋の様子が何となく掴めはじめると、
現場に立っていても想像が膨らんで面白い。
あちらこちらに歩き回っては、見える風景を確かめる。
現在進行中の現場の外足場はメッシュの養生シートなので、
かすんではいるけど、窓から見える風景も十分に分かる。
想像はしていたはずでも、思った以上に見渡せた時、
どことなく成功した気分。
隣接した建物の間を縫って、先が見える様に狙ったりすれば尚の事。
近いうちに足場も外れる予定。
かすんだ風景も今しばらく。

調子乗り

現場で平面の図面が立体になっていく様は、
計画中に模型や3Dで検証していたとはいえ、まだまだ感動があります。
実際に自分が手を動かして造る訳ではありませんから、
アイテムが組み上がり、想像していたイメージがリアルに変わって行くと、
こんな風なものが作りたい、あんな風にならないか、
現場に要求するレベルがついつい調子に乗って高くなっていくものです。
自分なりに図面の上では、ああして、こうして、どうすれば実現するのか。
悩んだ図面を小脇に抱えて、現場のタコ部屋に拡げ監督や棟梁と相談していきます。
あれは無理。それは無理。これならまあいいか。どってことない。
棟梁のありがたいお言葉を頼りにします。
自分が考えていたよりもずっと、理にかなった仕舞をしてもらえた作業を見つけると、
実際に手を動かしながら身につけた大工さんの経験には、
まだまだ遠く及ばないものだと実感し、またまた調子に乗ってしまうのです。

チラチラと

以前に触れた彫刻家のアトリエまで打合せに向かう途中、
なにやら雲行き怪しく空はグレーに染まり、
チラチラと嫌な予感が。。。
またも寒くなってきましたね。ホント、たまりません。
山中のアトリエに着いた時には、幻想的な風景を目にする羽目に。。。
熱く語っていただける先生を前に、手をスリスリ。
軟弱極まりない限りです。