窒息しそう

建築士事務所の管理講習会を受講しに行きました。
事務所の5年に一度の更新に必要なので、サボる訳にもいかず、
朝の9時半から夕方4時すぎまで、ほとんど休みなし。
しかも古いホールが会場で、狭いイスにすし詰め状態。
あまりの窮屈さに文句を言う受講者が出る始末。
設備の不備か、前に映し出されるスクリーンの音声が切れるわ。
後ろからオジさんの熟睡したイビキは止まないし。。。
貴重な昼休みも、段取りの悪い店員のお陰で昼食はかき込まされた。
窒息しそうな一日でした。
時期が時期だけに、合間にでる雑談はくだんの設計事務所の話。
建築士事務所はかくあるべきか。
なんて話を聞きながら、思う事は山ほどあります。

肌寒い晴天の中

Muneage05

このところ設計事務所なるものが世間を騒がせているが、
報道の様子を見ていると、物事の正しさを伝えるのはナント難しいものだろうと感じる。
もちろん道理にあった見識ある発言をする方もいるが、
テレビに映る専門外のアナウンサーやコメンテーターの言葉を世の人が鵜呑みにしてしまうと、
あまりにも実情とかけ離れた風評が飛び交うに違いない。
法律を守る事はもちろん、それ以上に手を掛け良い建物を造ろうとしている多くの建築従事者にとって、
この事件の成り行きは気が気でない。
もしこれにより一律的な縛りが新たに出来てしまっても、全てを正しくするものではない。
誰もが分かっている事なのに、そうする事でしか安心感を掴めなくなる。
日本の社会全体をも含め、報道で流れる以上にもっと複雑で未成熟な建築業界の歪みが、
今回の事件に顕著に現れた。
たまたま多少の知識を持って、この事件を眺めていると嫌でもいろいろ感じてしまう。
別な専門職による事件や事故による報道なら、
その方面の専門家にとっては同じような心境になるのだろうな。
と、ふと思った。

決して無縁でいられないこの事件を背中に感じつついる今日この頃だが、
なにはともあれ、肌寒い晴天の中棟上げ式を迎えた。
幣串を高らかに掲げ、これからの工事の無事を願う。
施主さんの心こもるもてなしに感謝し、現場を去った。

翻弄

Question

現場は後半につれ職人さんの出入りも多くなって来た。
活気づくとなんだか楽しい。(楽しんでばかりではないです。)
岡山の現場では、いつも施主さんが来ていただける。
その都度あれこれと冗談も交えながら確認をとって進めるが、
たまにドコまで冗談か分からなくなり、
スタッフは翻弄される。(させているのは誰?)
なんだかアットホームな現場。

完成の知らせ

大阪方面で打ち合わせの後、今年の春頃完成されたお宅に伺った。
残念ながら設計依頼を頂けるご縁こそ無かったけれど、
すまいが完成した知らせを随分前にいただいていた。
手作りケーキの小さなお店と小さな住まい。
ようやく近くに行く機会ができたので、遅い時間になってしまったが思い切って寄せていただいた。
それに、お会いしたのは1年半も過ぎたぐらい前だったので、少しばかり緊張。
が、扉を開けてお顔を拝見すると、その当時のイメージが蘇る。
そんな縁でしかなかったのに、親切に案内していただけたのは何ともありがたい。
一通り拝見した後、お茶を頂きながら当時の話を振り返る。
依頼を頂けなかった施主さんのお宅を突然伺っておきながら、隅々拝見し、
尚かつ、ごく自然に会話が弾むのは、なんだか不思議な感じがした。
偶然にもお店は今日、プレオープンだった。
伺うには遅い時間だったので、ケーキは完売したそうだ。これは残念。
しかし、お陰でゆっくりお話もできた。
次の機会には自慢のケーキを食べに来ないと。

きざみ

KIZAMI

今月末あたりの上棟に向かって作業が進む工務店さんの工場へ、
木材の刻みの様子を拝見しに伺いました。
材料を寸法に整え、仕口や継手などジョイント部分を仕上げる工程です。
棟梁を含め3人の大工さんが梁や桁など、横向きになる材料を順を追って仕上げていました。
棟上げ当日には、合計10トン車分の材料が運び込まれる予定。
エライ事になりそうです。
この工程では普段、プレカットという自動化された工場で材料の刻みが行われます。
今回はたまたま若い見習い大工さんの練習?という事もあって、
棟梁が付きながら、全ての材料が手で刻まれることになりました。
これからはますます無い機会だろうと、スタッフを連れ立って伺った次第です。
手で刻んだ方が大工も愛着が湧くんですよ。と社長さんのお言葉。
そうか、図面も手で描く方が。。。と思いつつも。
自動化された機械についつい流されそうです。

プロローグ

4年越しのお付き合いにして、小さな住宅を設計をさせていただく事になった。
始めにメールをもらったのが2001年。しかもアメリカから。
インターネットを通してだから、驚く事では無いはずだけど、
たったそれだけ?のことで当時はスッゴ〜イ!と感激していた。
そう、あの911のテロをまたいでもいる。
誤解の無いようにしておけば、もちろん計画地は日本国内です。
翌年には日本に帰ってこられ、その時分から幾度か会う機会もありましたが、
諸事情もありお手伝いできぬまま一戸建ての住宅を一度は建築されました。
それでもなにか機会があるたびに連絡をいただき、お付き合いは緩やかに続いていました。
時には簡単な改修工事をお手伝いもしましたが、何かがあるとも思えません。
ところが今回、思わぬ時に再びご自宅の設計のご相談を受けました。
施主さんにとっては諸事情の末ですが、なんだか不思議な縁です。
家を設計する間にはいろいろドラマはありますが、
振り返ると、設計を始めるまでにもたくさんのドラマがあった事を思い起こします。
どこに出会いがあるのかは、本当に分からないものですね。

終盤

本日は実施図終盤の施主さんとの打ち合わせ。
共にいろいろと希望が膨らみ、枚数も増えた?訳ではない。。。
図面を描き進めると、細かいところに気が向き始め、
始めの思いが何となく薄れる。
それでも、あ〜してこ〜してとなんとかして一通りの図面が揃って、
ふ〜と一息ついて改めて目を通すと、
なんでこんな事を書いたのだろうか。んんん、どうして、違うな〜。と
また気になり始める。
時間はいくらでもある訳ではないから、気も焦るが、何度も推敲を繰り返し。
当初、これで行きましょうと決めたときに大事にしていた事をもう一度思い出さないといけない。
そうしないと、小手先に惑わされて、本質を見失う。
で、いつもの見積もりとの格闘に向け、万全に備えないといけない訳です。

お月さん

moon

寒月と言うにはちょっと早いのかもしれませんが、
夕方近く現場から晴れ渡った空に鮮やかに月が見えていました。
岡山の現場に来ると、街中の喧噪から逃れられる気分です。

さいころ

dies

配筋検査で現場にいきました。
ベタ基礎の配筋が、整然と一面に広がっています。
メジャーを当てるときれいに20センチ間隔。
その配筋の上をヨタヨタと伝って、確認作業。
出来てしまえば隠れて見えませんが、丁寧な作業が信頼に繋がる。
基礎の配筋を見てるとそんな事を思います。
写っているのはセメントのサイコロ。
配筋の下にはさんで、宙に浮かすためのスペーサーです。