お便り

以前、設計の相談に来られた方からメールが届きました。
別の建築家さんに依頼される事を選択されたので、
しばらく音信は途絶えていましたが、
近々完成なのでよければ立ち寄ってください。というご案内です。
忘れずにいてもらえた事が、何よりうれしく思いました。
設計に携われなくとも、少しぐらいはお役に立てたのか。な。と。
ちょうどsnugと同じ三角のお宅らしいのです。
そんな事もあるので、是非見に行きたいと思っています。
小さなケーキ屋さんなので、実はそちらの方が楽しみですが。。。

響く声

今朝は地鎮祭がありました。
去年の後半たびたびコンペに出品していましたが、
暮れに駆け込みで出品した計画が実現となりました。
といっても建売り住宅です。されど4棟同時に作る事になりました。
が、なかなかこれが、制約がきつく、自由が利きません。
打合せの度、うむむ、うむむ、とうなるばかり。
されど、やらねばなりません。
あの手この手と品を換え、金額と事業主と施工者との格闘の連続です。
昨日のデザイン論の話ではありませんが、
建売りと言えど、なんとか自分たちらしいものを作りたいと、
試行錯誤を繰り返しています。
そうした中、今日は神主さんの声が厳かにに現場に響きました。
若そうな神主さんだったのですが、
力強く響く声が神様に届いたような気がしました。

殻を破る

枠を超えるとか、殻を破ると言うのはパワーが要りますね。
それは決して絶対のものではありませんが、
計画やデザインを考える時、いつも目の前に壁が立ちはだかります。
条件をひとつずつクリアしていくだけのものでも、
そこに恣意的な形を置く最後の一手が必ずつきまとうような気がします。
ネットで探し物をしていて、たまたまデザイン論を書いた記事に行き当たり、
読みふけりながらそんな事を思いました。
日本では「デザイン」という言葉が、ファッションやブランドといった
ある種、装飾的な意味に置き換えられがちな傾向がありました。
しかし今では環境やエネルギー、文化、社会などと複雑に絡み合い、
多様化、複合化していくなかで、本質的な意義を再認識しないといけない。
と言った内容が書かれていました。
その昔、デザインはカッコイイものと感じていた自分が懐かしく思えるのは、
歳を取ったという事でしょうか。
しかしまだまだ、自分が思い込んでいたデザインという殻を破らないといけないようです。