趣味と実益

ところで、先日買った画集というのは、
大友克洋の映画「スチームボーイ」の背景美術の画集です。
ページをめくるたびにため息がでそうな描き込みの絵が続きます。
ホントスゴイです。1万円は安かった。かも。
こういう商売をしていると、趣味と実益がどうも曖昧になる。
自分だけなのか。。。どうか。
試料収集とこじつけ、趣味の本に手を出してしまう。
サンプルをメーカーから取り寄せるにも、
必要に無いものまで目が向き、ガラクタを溜めてしまう。
それが楽しいからやっているんかもしれませんが、
まとまりの無い所長に、スタッフは呆れているかもしれません。

お断り

このところ、打合せやらなんやらで出かける事が多い。
で、ついつい外食が続いているものだから、
スタッフから、今日はなに食べて来たんですか!
とお帰りと言われる前に、問いただされる。
これもお仕事(?)です。とニンマリしながらごまかす。
今日も一日施主さんとの打合せ。
食事をしながら、このブログの事も話題にあがる。
事務所の雰囲気や仕事の様子がなんとなく伝わって良いです。
と言ってもらえてありがたい。
それ以上に、こまめに読んでもらえているのに驚く。
そうした事は度々で、なんだか気が抜けない。
帰って来てメールをチェックしたら、
先日話題にした別の建築家さんに依頼された方からの「お便り」に、
また別の方からメールが届いていた。
ほとんど毎日拝見しています。とますます気の抜けないお言葉。
ありがとうございます。
プレシャーのかかるブログになって来た。
と書きつつ、気ままにします。とお断り。

資料収集

昨日資料収集で、本屋にスタッフと立ち寄った。
建築本からはじまり、美術書を廻って、最後にコミック売り場に行く。
マンガ売り場はご存知のように、どこもビニール包装をして中身を確かめられない。
が、どうしても確かめたい本を見つけた。
アニメの背景美術の画集といえ価格はイチマンエン弱。
中身を見ない事には手を出せない。どうしよう。
で、店員さんに中身を確かめたいからめくってもらえないか。と尋ねてしまった。
が、その本は書店での包装でなく、出版社が始めからビニールを巻いていた。
ちょっと無理ですねぇ。
あきらめられないから、中身の分かるパンフはないかと詰め寄った。
店員さんは確かめてみます。と、ごねる客に渋々奥へ。
しばらく待つと出版社に確かめたらしく、中身はカクカクシカジカだそうですと説明してくれる。
と、さらに中身が見たくなってしまった。
大の大人が2人してアニメ本にう〜んう〜んと唸っているものだから、
ネットかなにかで確かめてきますと、店員さんがまたまたさらに奥へ。
またまたしばらくして戻って来たら、開けて見ますと一言。
と思わぬ展開。
ぱらぱらめくって、お、いいじゃない。買います。
店員さんはほっとしたご様子。
いやはや、お騒がせいたしました。

お便り

以前、設計の相談に来られた方からメールが届きました。
別の建築家さんに依頼される事を選択されたので、
しばらく音信は途絶えていましたが、
近々完成なのでよければ立ち寄ってください。というご案内です。
忘れずにいてもらえた事が、何よりうれしく思いました。
設計に携われなくとも、少しぐらいはお役に立てたのか。な。と。
ちょうどsnugと同じ三角のお宅らしいのです。
そんな事もあるので、是非見に行きたいと思っています。
小さなケーキ屋さんなので、実はそちらの方が楽しみですが。。。

響く声

今朝は地鎮祭がありました。
去年の後半たびたびコンペに出品していましたが、
暮れに駆け込みで出品した計画が実現となりました。
といっても建売り住宅です。されど4棟同時に作る事になりました。
が、なかなかこれが、制約がきつく、自由が利きません。
打合せの度、うむむ、うむむ、とうなるばかり。
されど、やらねばなりません。
あの手この手と品を換え、金額と事業主と施工者との格闘の連続です。
昨日のデザイン論の話ではありませんが、
建売りと言えど、なんとか自分たちらしいものを作りたいと、
試行錯誤を繰り返しています。
そうした中、今日は神主さんの声が厳かにに現場に響きました。
若そうな神主さんだったのですが、
力強く響く声が神様に届いたような気がしました。

殻を破る

枠を超えるとか、殻を破ると言うのはパワーが要りますね。
それは決して絶対のものではありませんが、
計画やデザインを考える時、いつも目の前に壁が立ちはだかります。
条件をひとつずつクリアしていくだけのものでも、
そこに恣意的な形を置く最後の一手が必ずつきまとうような気がします。
ネットで探し物をしていて、たまたまデザイン論を書いた記事に行き当たり、
読みふけりながらそんな事を思いました。
日本では「デザイン」という言葉が、ファッションやブランドといった
ある種、装飾的な意味に置き換えられがちな傾向がありました。
しかし今では環境やエネルギー、文化、社会などと複雑に絡み合い、
多様化、複合化していくなかで、本質的な意義を再認識しないといけない。
と言った内容が書かれていました。
その昔、デザインはカッコイイものと感じていた自分が懐かしく思えるのは、
歳を取ったという事でしょうか。
しかしまだまだ、自分が思い込んでいたデザインという殻を破らないといけないようです。

丹下健三

新聞でも報道されていましたが、建築家丹下健三氏が亡くなられました。
91才だそうです。
以前であれば誰もが知る日本の建築家と言えば、丹下さんだったでしょう。
自分の親父の世代だと間違いなくそう言うと思います。
日本の建築の歴史に、ひとつの時代の区切りがついたに違いありません。
今一度、丹下さんの軌跡を辿っておかないと、
と思うのは決して僕だけでは無いはずです。

丹下健三・都市・建築設計研究所

設計図書コンテスト

建築専門誌「建築知識」で主催されていた「CAD設計図書コンテスト」に
故あって参加したところ、思わず「奨励賞」を頂きました。
「domadoma」の際に描いた図面を出品しています。
誌面では名前がささやかに載りました。
しかし創意工夫な描き方をしている感はありますが、褒められた図面か?
と問われると、正直心許ない。
あまり汎用な描き方とは思えないからです。
一律的になりがちなCADの図面に、自分なりの表現を目指したい、
そんなところで認められたのかどうか、よく分かりませんが、
ともかく嬉しい出来事がありました。
人の図面と言うのは、なかなか興味深いものです。
誌面に載った優秀作を参考に、
今後もまして、より良い図面を描く様に心掛けたいと思います。

物の値段

物の値段はホントよく分からない。
と、今日は打合せのなかで思った。
取引上のネゴ、流通ルート、タイミング、今まで自分が思っていた物の値段が、
何かを境にある所(状況)では逆転する。
もちろん今日は仕事の上での事だから、建材についての話だが、
日常を振り返ってみれば、たとえばコンピュータの値段だってよく分からない。
高いと思っていた物が、どんどん安くなる。
新製品が出て、すこし前に買ったつもりの自分の機種はあっという間に安くなる。
ローンを組むのが、ばかばかしくなる。
この間も店でデジカメを見ていて、なんと安い。と感じた。
しかしそう思っていたら、あるメーカーが価格競走について行けず撤退と新聞に出ている。
ちゅ〜ことはデジカメ今はかなり底値なのか。。。
そう思っていても、さらに下がるのかもしれない。
物が氾濫する中で、自分には分からない不気味にうごめく物がある。
思わずため息が出る。